Jリーグ選手協会、「在日外国人枠」1増を要望
Jリーグ選手協会(中山雅史会長)が、1クラブ1人の制約がある「在日外国人枠」について選手にアンケートしたところ、6割が増枠に賛成した。同協会はこの結果を踏まえ、Jリーグに1枠増を要望した。
「在日枠」は、日本生まれの外国籍選手について、1クラブ1人に限って外国籍選手と見なさない特例。学校教育法第1条に該当する「高校・大学」を卒業するなどの条件を満たす必要がある。
李漢宰(広島)や朴康造(神戸)ら、適用を受ける選手らが「在日の後輩のために道を広げたい」とアンケートを提案。選手協会の選手約800人に昨年11月から12月にかけて実施し、約9割が回答した。「在日枠」に関して、(1)枠を拡大(2)若干(1〜2人)の拡大(3)現状維持(4)無回答(5)その他、に分かれ、(1)と(2)で6割を超えた。
Jリーグは今後、対応を協議する。05年度で「在日枠」を使ったのは、J1とJ2の30クラブ中9クラブ。ある在日選手は「Jリーグは地域密着型。関西のように在日コリアンが多い地域もあり、1クラブ1人がそぐわない場合もある」と話している。
[02月04日22時20分更新]
引用元:朝日新聞
「在日枠」の処遇改善を求め日本サッカー協会に要望書を提出
在日本朝鮮人蹴球協会は先日、「在日枠」の処遇改善を求め日本サッカー協会に次のような要望書を提出しました。
時を同じくして東京朝鮮中高級学校、大阪朝鮮高級学校でも要望書を提出しました。
〈日本サッカー協会基本規程69条の緩和を求める要望書〉
日本サッカー発展のため日々ご尽力されている貴下及び貴団体に心より敬意を表します。
この度の全国高校サッカー選手権大会(第84回大会)において、大阪朝鮮高級学校サッカー部が全国ベスト8という輝かしい成績を残すことが出来ましたが、これも貴団体などのご尽力によるものと感謝しています。
今回の快挙により、全国の朝鮮学校のサッカー選手たちは「全国大会出場」、「国立進出」というより明確な目標を持てるようになりましたし、いずれはJリーグやJFLで活躍したいという夢も強く抱くようになりました。
我々は、このような生徒たちが夢を実現する上で現在障害となっている「制度上の壁」をなくしたいとの思いから本要望書を提出する次第です。
現在、朝鮮高級学校を卒業しJリーグ、JFLに所属する選手が数名いますが、彼らの多くは「1チーム3名」という「外国人枠」ではなく、日本サッカー協会基本規程第69条に定められている「外国籍扱いしない選手」の枠(以下「在日枠」とする)で登録しています。
ご存知のとおり「在日枠」規定では「日本で生まれ、次の各号のいずれかに該当する選手は、日本国籍を有しない場合でも、本規程の適用に関しては、外国籍選手とはみなさない。」とし、「次のいずれかに該当する選手」として
1) 学校教育法第1条に定める学校において、教育基本法第4条に定める義務教育中の者または義務教育を終了した者
2) 学校教育法第1条に定める高等学校または大学を卒業した者
であることをその要件としています。
朝鮮学校は現在、「学校教育法第1条に定める学校」(以下「1条校」とする)ではなく、「各種学校」として取り扱われておりますので、朝鮮学校を卒業するだけでは「在日枠」の要件を満たすことができません。
よって、これまで上記の選手達は、別途に日本の通信制や定時制の高等学校に通い「1条校」の卒業資格を得る方法などでその要件を満たしてきましたが、この「日本の通信、定時制高校とのダブルスクール」は、プロサッカー選手を目指して日々サッカー練習に励まなければならない学生にとっては、当然ながら多大な時間的、精神的負担となってます(詳細は朝鮮高級学校の要望内容を参照してください)。
現在の朝鮮学校は、教育内容において民族の言葉や歴史、文化を学ぶと共に、日本社会にも適応できる総合的な学力を備えた人材を育成するためのカリキュラムによる教育を行っており1条校と比べてもなんら遜色のないものです。
実際ここ数年の間、日本社会においても朝鮮学校を「1条校」と同等に処遇すべきという考え方が広がりを見せてきています。
その一例として、文科省が2003年9月に朝鮮学校の大学入学資格について、従来の入学資格否認方針を大きく改めたことにより、ほぼすべての国立大学(国立大学法人)が朝鮮学校卒業生の受験を認めるところとなりました(詳細は朝高の要望内容参照)。
また昨年3月には、日本体育協会が外国籍選手の国体参加資格を緩和し、今までの1条校在学(卒業)生などに限られていた参加資格を、外国人学校在学(卒業)生にも広げることを決定し、今年の国体から朝鮮学校学生たちも参加できることとなりました。
このような朝鮮学校に対する処遇改善の流れから見ても、「在日枠」の対象を「1条校」卒業生に限定することはもはや時代に合わない規定であると思います。
何よりこの規定は「日本の学校に通わなければ『在日枠』に入る資格を与えない」ということを意味するのであって、結果的に朝鮮学校への進学を否定するになると言わざるを得ません。
我々は朝鮮学校に通ったがうえに不要な負担を背負わなければならない状況を一日でも早く改善すべく、貴団体に対して、以下のことを要望いたします。
「在日枠」の対象を「一条校」卒業生に限定せず、朝鮮学校をはじめとする民族学校・外国人学校の卒業生らもその対象とするための措置を早急にとること。
[02月04日22時20分更新]
引用元:在日本朝鮮人蹴球協会
〜コメント〜
これは逆差別ではないのでしょうか?朝鮮人であるが故にJリーガーになり易いと言うことですよね?
逆を考えると日本人の選手がプロになり難くなるだけでなく、他の外国人からすれば同じ外国人である朝鮮人のみを優遇する事になります。
なぜこの様な差別的な対応策が必要なのでしょうか?理由として戦後の時代背景を持ち出す人もいるかも知れませんが、戦後の当事者ではない世代にまで優遇する必要性を、私は理解できません。
永住のするのであれば、日本国籍を保有すれば良いわけですし、それを拒否させる教育を続ける民族学校等の存在にも理解できません。
ただし、日本をいつまでも弱体化させ続けるための工作に必要であり、それに努めいる朝鮮人を優遇させたいというのであれば、理解できます。が、それならば余計に在日枠を撤廃するべきです。
いつまでも拉致問題を放置し続け、さらには日朝平壌宣言にもあったミサイル発射実験停止を破棄する発言をした国に属する者は、敵国民であり日本政府は隔離政策を取るべきなんです。
それがダメなら、強制的に国外退去をさせるべきです。それをするなら、北朝鮮に対して制裁処置をしないと政府が言ったとしても、私は政府を批判しないどころか、国外退去をした事に賞賛するでしょう。
日朝協議時に「在日朝鮮人を全員帰国させましょう。これは強制的に行います。」とでも言えば、北朝鮮側が顔色を変えるのは明白なんですがね。
- 参考
- Jリーグ選手協会
- Jリーグ公式サイト
- 日本サッカー協会
- 関連
- 韓国:終戦後のハンセン病収容所に対する韓国の対策