国連人権委:ディエン氏、朝鮮中・高級学校とウトロ地区を訪問 /京都
◇「豊かな文化の一端」現地視察で笑顔
国連人権委への報告書作成のために5日、京都府内を訪れた同委員会の特別報告者、ドゥドゥ・ディエン氏。京都朝鮮中・高級学校(左京区)とウトロ地区(宇治市伊勢田町)におもむき、現地を視察、関係者たちの声に耳を傾けた。
午前には京都朝鮮中・高級学校を訪問。民族学校の成り立ちについて、金允善校長から説明を受けた。日本の植民地支配からの解放後、言葉や文化を取り戻そうと、朝鮮人が各地に学校を設立し、半世紀以上、学校を運営してきた経緯に、真剣な表情で聞き入った。
「朝鮮民族としての自覚と素養を高める」「国際的に活躍できる人材を育成する」が教育目標の同校には現在、計245人が学んでいる。実際の授業風景を見学したディエン氏は、声楽部や舞踊部の歌や舞いに、「政治的な問題があっても朝鮮は一つと思う。豊かな文化の一端を見た思い」と笑顔を見せた。
朝鮮学校には、今も国庫補助はない。財政の柱である寄付は損金扱いされず、学卒と認められないため資格面で大きなハンディを背負う。国立大の大学受験資格も、朝鮮学校は個人単位でしか認められていない−−。これらの説明を受け、ディエン氏は「多文化主義はどの国でも認められるべき」と語った。
午後訪問したウトロ地区では、朝鮮人労働者の飯場跡などを視察。集会場で住民らと懇談した。ディエン氏は、「戦争目的の建設に従事し、戦争が終わればまるで道具のように捨て置かれた。まさに差別の足跡。経済大国の日本で貧困や社会から排除された状態を見たのはショッキングだった。一方で感じたのはコミュニティの連帯感の強さ」と語った。続いて、国民年金制度が外国籍者を排除していた影響で、無年金のまま放置されている在日高齢者と障害者の問題についても説明を受け、真剣に耳を傾けていた。【中村一成、新宮達】
毎日新聞 2005年7月6日
[07月06日??時??分更新]
引用元:毎日新聞
「ウトロにショック」 国連人権委特別報告官、京都朝鮮学校も訪問
国連人権委員会の人種差別や外国人排斥などに関する特別報告官ドゥドゥ・ディエン氏が5日、在日コリアンの立ち退きが問題になっている京都府宇治市伊勢田町のウトロ地区や、京都市左京区の京都朝鮮中高級学校を訪れた。担当特別報告官の公式来日は初めて。調査結果は、国別報告書として同委員会に提出される。
ディエン氏は、北海道のアイヌ民族や大阪府の被差別部落などを調べるため、国連人権高等弁務官事務所のミラノ・バレンティナ人権担当官らと12日まで来日中。
ウトロ地区では、住民をはじめ、日韓の支援団体関係者らが出迎えた。ディエン氏は町内会役員の案内で地区内を巡り、「近代的な日本でこのような状況を見てショックだ。貧困など厳しさの一方、住民の尊厳や連帯感も感じた」と述べた。懇談では、住民が「いつ立ち退きを迫られるか、不安」などと訴えたほか、在日コリアンの無年金問題も報告された。
京都朝鮮中高級学校では、金允善(キムユンソン)校長が「学校と認められず補助金もないため運営は厳しい。父母の教育費負担も大変」と訴えた。ディエン氏は「歴史的に関係の深い隣国との問題で、日本のマイノリティ(少数派)がどんな状況にあるのか報告したい」とした。
[07月06日??時??分更新]
引用元:京都新聞
〜コメント〜
ウトロ問題は既に在日同士の問題であって、日本人は無関係です。
また年金は、朝鮮人自身がどうせ帰国するのだからと加入しない事を選択した結果です(※1)。掛け金も無しに支給を受けようとしたり、裁判の結果を無視しようとするのは日本人に対する差別です。
ディエンさんはマジョリティが差別されている日本の現実を知るべきです。
そして、三権分立を無視しろと日本政府に要求する韓国政府(※2)は、感情論の多い政治を盧武鉉が批判した(※3)ようですが、日米に対しても紳士的に対応して欲しいです。無理でしょうがそう思います。
※1:竹田青嗣氏の在日朝鮮人論
※2:ウトロ問題:韓国政府が解決に向け、日本に努力要請
※3:盧大統領「真しな政治討論」再び求める
- 参考
- ウトロの件で民潭に電話したよー
- 日出づる処のニゥス/反日観察/在日朝鮮人
- 関連
- 国内:ウトロ問題にまでしゃしゃり出て来る韓国の政府
- 国内:日産から買い取ったウトロの代表はどこ行ったんだ?
- 国内:ウトロ問題は日本に住む民間人同士の問題です