秋田市職員、生活保護夫妻に「暴言」
2006年04月27日
生活保護を受けている秋田市の夫婦が妊娠したことを市保護課で相談した際、担当者が「一般家庭でも簡単に子どもを産めない」「すべて税金で何とかして下さいというのはおかしい話だ」などと告げていたことが分かった。市民団体は25日、「人権侵害にあたる」と抗議した。市はこのやり取りがあったことを認めている。
夫婦は長女(2)と3人暮らし。夫(28)は「うつ状態で半年ぐらいの完全休養が必要」と医師に診断され、この1月から生活保護を受けている。
夫婦によると、今月14日、妻(43)の妊娠を知った夫が同課を訪ねると、「産みます、はいそうですね、というわけにはいかない」「出産を望み、何でもかんでも面倒をみてもらえるならば、みんな生活保護を受けたいと思いますよ」などと言われた。さらに、「(絶縁状態の親類に出産の援助要請を)土下座してでも考えていかないといけないですよ」と責められたという。
市民団体「秋田生活と健康を守る会」とともに抗議した夫婦は「生活保護を受けていたら子どもを産んではいけないのか。おなかに宿った命を守りたいが、今は担当者に会うのも怖い」と話している。
同課は「出産は自由。行き違いがあったみたいなので状況を調べたい」としている。
[04月27日??時??分更新]
引用元:朝日新聞
生活保護:秋田の夫婦、「出産に圧力」と抗議 市「不十分対応には謝罪」 /秋田
生活保護を受けている夫婦が出産の意思を示したのに対し、秋田市福祉事務所(中川勉所長)の職員がそれを抑制するような発言をしたとして、夫婦と市民団体「秋田生活と健康を守る会」が25日、佐竹敬久市長と中川所長に抗議、生活保護世帯への差別をやめるよう求める要請書を提出した。記者会見した夫は「市は私たちを追い詰めている。生活保護を受けている家庭は子供を産んではいけないのか」と訴えた。
守る会によると、夫婦は市内在住で、無職の夫(28)、会社員の妻(43)、長女(2歳6カ月)の3人暮らし。03年10月〜05年5月まで生活保護を受け、いったん自立したが、夫が精神的に不安定なことから、今年1月に受給を再開した。
妻が今月11日、福祉事務所で担当職員に妊娠の事実を伝えた際、職員は「生活保護を受け、さらに出産費用を出せというのは常識的にどうか」と言い、出産すれば生活保護の停止もありうる趣旨の話をしたという。夫も職員に出産の希望を伝えたが「家族が増えればそれぞれ大きくなる」として、出産が自立を妨げるとの考えを示したという。
生活保護世帯が出産する場合、出産にかかる費用が無料になる児童福祉法の入院助産制度があるが、夫妻は「市から制度の説明はなかった」と言う。また病気で自立のめどが立たない夫に対し、職員は自立予定時期や収入などを記入する自立支援計画書の提出を求めたという。守る会は「保護をないがしろにして自立を要求する行政では安心できない」としている。
これに対し、市福祉事務所は「保護世帯の出産を抑制する発言はしていないが、不十分な対応があったなら謝罪したい」としている。また出産と自立の関係については「自立の妨げになるとは思っていないが、出産すれば養育費などの面で大変になることを自覚してほしかった」と話している。【馬場直子】
毎日新聞 2006年4月26日
[04月26日??時??分更新]
引用元:毎日新聞
〜コメント〜
この上記の文章だけでは秋田県の担当者の発言は、至極真っ当な発言だと思うのですが、いったい何が暴言や圧力なのでしょうか?
実際に生活保護を受けてはいない家庭で第二子の出産を躊躇う事は良くある事ですよね?それを無視して、生活保護を受けている時の出産は全て税金でとなると、我々一般人にとっての逆差別ではないんでしょうか?
他にもいろいろ書きたい意見も有りますが、この件に関して秋田市役所、秋田県生活と健康を守る会、秋田朝日放送などに電突(電話で突撃インタビューの略)された方のブログ(※)に、詳細と賛同できる記事がありますのでそちらをご覧下さい。
ただ同じ人の親としてこれだけは言わせて下さい。苦労している状況での出産と言うのなら、なぜ生まれてくる子供にその苦労を背負わすのでしょうか?セックスをするなとは言いませんが、避妊はして然るべきではないでしょうか?
こんな事を書くと、貧乏人は子供を産むなと言っているのか?と質問されそうですが、覚悟が無ければ無責任であり、親のエゴを生まれながらに背負わせられる子供の方が可哀想です。
※:生活保護を受ける若夫婦の妊娠の件について電凸しました
※:生活保護夫婦について聞いてみました2
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